オーガニックエキスが10種類も配合されています。

笠野地区は約240世帯の大半が被災し、震災後は災害危険区域に指定されたが、一部の住民は家を修繕して戻っている。
せっ かく直した家がまた津波にのまれるんじゃないか心配だ。
笠野地区の氏家資康さんの家は約４メートル浸水し、妻と長男が亡くなった。
思い出が詰まった場所に戻りたいと２年後に約1400万円かけて家を修繕した。
しかし今年１月、新県道が家よりも内陸側に建設されることを知人から教えられ、これまで行政からの説明はなかったと憤る。
笠野地区に暮らす19世帯のうち、約10世帯は３月に住民団体を設立した。
今後、弁護士らと連携して海側に新県道のルートを変更するよう県や町に求める。
団体代表の岩佐隆彦さんは住民が安心して暮らせるよう、今の県道のルートでかさ上げをすべきだと話す。
山元町によると、新県道のルートは、笠野地区近くにある水路を津波の勢いを抑える減衰に活用 するため、その水路よりも内陸側にする必要があったという。
担当者は住民が家を修繕する前に説明を十分にすべきだったとしながらも、新県道に素早く移動できる避難道路の整備など安全対策を高め、住民に理解を求めていきたいと話す。
山元町の北側に位置する亘理町でも同様の問題が起きている。
町が計画するかさ上げ道路よりも海側には十数世帯が暮らす。
イチゴ農家の男性は海水を含んだ畑の復旧のため内陸から土や水を運んだという。
男性はまた浸水すれば一からやり直しだとルート変更を求めるが、町の担当者は計画よりも海側では道路を真っすぐに引けず、津波が集中する箇所が出てしまうと説明する。
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